皆さん、こんにちは。
さて、私達のマルチスポーツクラブでは、ご存知の通り、毎回の活動のほとんどの時間、子供達自身でやりたい運動遊びやスポーツ等、みんなで話し合って決めた上で、様々な運動学習にチャレンジしています。
そんな中、今週は、ベースランニングリレーをいろんな走りで行なうことからスタート。
スキップやバック走、サッカーのドリブルなども入れたり(笑)
その後もスポーツ鬼ごっこやティーボールなどを行ないながら、沢山の動きを子供達が学習し、少しずつ少しずつですが、彼らの運動経験値にプラスになればと思い、お手伝いさせてもらっております。
ただ、時には、活動中に様々な運動遊びやスポーツでチーム対抗戦を行なう中、大差がついてしまい、負けてるチームのモチベーションがダダ下がりするケースもあり、
心理的な面から、狙っているスキルの習得や、パフォーマンスアップにも、逆にマイナスになることもあるのでは?
と感じることが、時々あります。
そんな時こそ、私達オトナの出番かな?
と思い、子供達に声かけをさせてもらったり、時にはゲームに参戦して、大敗中のメンバーの気持ちを再び奮い立たせ、諦めない気持ちに火をつけたいなぁと、
あの手この手を使わせて頂いております。
が!!!
しかし…
そのお役に立てないときも、たま〜に…
っというか、むしろ、子供達にとっては、大きなお世話になってる時もあるのかも…😭
と思い、頭を悩ませることもあります。
昨日のスポーツ鬼ごっこでは、まさにそういうパターンでした💦
関わるオトナが出来ること…って何なんでしょうね??
と悩んでいた昨夜のオジサンは、
過去にもこちらのブログでご紹介させて頂いた、著者 植田文也氏の書籍
『エコロジカル・アプローチ』
にヘルプを求め、ヒントを探しに再び読み込みました!
そして、私は、数行のメッセージに再び出会いました👇️
『エコロジカル・アプローチのコーチ像は、運動課題の解決法・答えを教える存在ではありません。運動課題を設定する存在です。コーチは制約のデザイナーであるべき』
と。
これを読んで、もしかしたら皆さんは、
え?
別に、昨日の件とは、関係なくない??
と思われるかもしれませんが、
今の私にとって、まさにこれがアンサー💡
昨日のように、大差がつくようなゲームになった時こそ、
両チームにとって、ゲームが再び面白くなるような仕掛け(制約)をデザインすること、
そのための即座の思考力と実行力こそが、我々オトナに重要なんだと強く思いましたし、
また、それが、ありきたりの慰めにも捉えられるような『言葉かけ』なんかよりも、もっともっと大切なことだと感じました。
結局、カラダを動かすことが楽しい!スポーツが楽しい!!
って、子供達が感じたら、彼ら自身でどんどん探求しながら取り組んでいくわけなので、
彼らが、頭を使いながら、プレーをする中で、いろんな運動スキルを、いつの間にか勝手に習得し、上手くなっていくはずです!!
そして、そういった道のりを、より最短で進めるためのルール(道具やコートのサイズ、人数比率、得点方式など)を、
柔軟に設ける、その環境を巧みに操作する中で、
子供達のモチベーションアップやスキル習得、パフォーマンスアップなどを引き出せていけるような、
そんな制約デザイナー・オジサンになりたいなぁと、改めて思いました。
長々と書いたブログをご一読下さいまして、本当にありがとうございます🙇